●2連節バス「トロリーノ24」16編成を1,700万ユーロ弱で受注
●DPBは増加する乗客数に対応するため、同バスの導入を決定
ポーランドのバス製造大手ソラリスは9日、スロバキアのブラチスラバ交通公社(DPB)からトロリーバス「トロリーノ24」16編成を約1,700万ユーロで受注したと発表した。2023年半ばから納入を開始する。スロバキアからの同モデル受注は初めてだ。
「トロリーノ 24」は2019年の発売。全長24メートルの2連接バスで、車軸2本を駆動する主電動機2台(各160キロワット)を備える。架線から電力をバッテリー(58キロワット時)へ取り込み、電動機を回す仕組みで、架線がない所でも走れる。電源切り替えはボタン一つで操作できる。
座席数は60席、総定員は160人。ドアに取り付けられたセンサーで乗客者数をカウントする。DPBへの納入モデルは基本仕様に加え、オプションとして行先表示、空調、Wi-Fi、LED車内照明、USB充電ソケットも装備する。また、車外センサー7台、車内センサー9台を配した監視システムも取り付けられる。
ソラリスによると、DPBは年々増加する乗客数に対応するため、定員増の可能性を模索していた。昨年11月に全線で試験走行を実施し、受注に至ったという。