●新ヤリスはTNGA-Bプラットフォームを採用
●コリーン工場では来年、アイゴの後継モデルを生産予定
トヨタ自動車は9日、チェコのコリーンにある小型乗用車工場で新型「ヤリス」の生産を開始したと発表した。ガソリンモデルに加えハイブリッド(HV)モデルを製造する。
新「ヤリス」はトヨタのグローバルプラットフォーム「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」の小型車プラットフォーム「TNGA-B」を採用している。トヨタはコリーン工場における同プラットフォームの導入に向け、これまで1億8,000万ユーロを投じて整備してきた。来年には「ヤリス」の下位車種「アイゴ」の新モデル(アイゴX)に「TNGA-B」を採用して生産することが決定している。
トヨタは「ヤリス」を仏バランシエンヌの工場でも生産している。同社は2025年までに欧州全体で年間150万台の販売を目標に掲げており、「ヤリス」は目標達成に向けた中核モデルと位置付けられている。
トヨタはコリーン工場をトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・チェコ(TMMCZ)を通じて操業している。