チェコのシュコダ自動車、ベトナムでの工場建設を検討

●北東部クアンニン省に、2023年までに建設を完了する予定

●ベトナムとEUのFTAは昨年8月に発効

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車はこのほど、ベトナムに工場を建設する計画を明らかにした。建設予定地は同国北東部のクアンニン省で、2023年までに建設を完了する予定。ベトナム政府との協議の中で同社は計画に対する政府支援を要請した。

工場建設はベトナムを訪問中の同社幹部が明らかにしたもの。ベトナム政府との協議に同席したチェコのグレプル駐ベトナム大使は、自動車生産が将来的に二国間協力の中心となると期待を示した。

中国と国境を接するクアンニン省は国内の投資先として近年最も注目を浴びている地域で、工業団地の設置や港湾整備などインフラ開発が進められている。

ベトナムと欧州連合(EU)が締結したEU・ベトナム自由貿易協定(FTA)は2020年8月に発効した。同国はEUおよび日本を含む計14の国・地域とFTAを結んでいるほか、日本も加盟する環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に参加している。

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