独自動車部品企業がブルガリア工場を計画、投資額1,000万ユーロ

●当該企業は電気機械式精密部品の大手メーカー

●ドイツは国別投資額で第2位

ドイツの自動車部品企業がブルガリアに工場の設置を計画している。同国のイノベーション・成長省が1月26日明らかにしたもので、投資規模は1,000万ユーロ。250人の新規雇用を見込んでいる。現在、立地を検討中という。社名は明らかにしていない。

同社はマイクロエレクトロニクス、および自動車産業向けの電気機械式精密部品の大手メーカー。世界10カ所に生産拠点を持ち、約2,000人を雇用している。

昨年12月の政権交代でイノベーション・成長相に就任したダニエル・ロラー氏は同日、ドイツ・ブルガリア商工会議所(GBITK)主催の「ドイツ経済賞」授賞式典で、「私たちはブルガリアに足りないと思われていた秩序と規則、法の支配を約束する」と述べ、ドイツ企業とのパートナーシップの拡大に期待を示した。

GBITKのティム・クルト会頭によると、昨年1-9月期の両国間の貿易額は70億3,300万ユーロ。1-10月期の国別投資額をみると、ドイツは2億9,040万ユーロで、ルクセンブルクに次いで2位だった。

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