トルコ航空会社ギョゼンがeVTOLを導入、アボロンと提携

●英社製eVTOL50機を販売またはリース、もう50機のオプションも

●アボロンはeVTOLの運営でJALとも提携

アイルランドに拠点を置く航空機リース会社アボロンは29日、トルコの航空持ち株会社ギョゼン・ホールディング(Gozen Holding)と、トルコにおける電動垂直離着陸機(eVTOL)の運用で提携すると発表した。英バーティカル・エアロスペースから購入するeVOTLのうち50機を、ギョゼンに販売またはリースする。契約には、50機の追加販売・リースオプションが含まれる。

アボロンによると、イスタンブールでは恒常的な渋滞を回避する「空飛ぶタクシー」としての需要が見込まれる。また、近隣のリゾートへの行楽需要も期待できる。

アボロンは昨年6月、バーティカル・エアロスペースにeVTOL「VX4」500機を発注した。同機の運営で、すでに日本航空(JAL)、エアアジア、ブラジルのGOLと提携契約を結んでいる。このような動きは、新しい移動手段であるeVTOLへの関心が高まっている事実を反映している。ただ、アナリストらは事業化に向けて規制がハードルとなり、導入への日程が組めない問題を指摘している。

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