●同社はICチップの設計生産向けシミュレーション用ソフトを開発
●17年の設立以降に調達した資金の総額は2億ドルに達する
イスラエルのソフトウエア開発企業プロティーンテックス(ProteanTecs)はこのほど、4,500万ドルの資金獲得に成功したと発表した。米ニューヨークに拠点を置くベンチャーキャピタル(VC)のアディションが調達に応じた。これにより、2017年の設立以降に調達した資金の総額は2億ドルに達した。同社はICチップの設計や生産などのシミュレーション用ソフトウエアを開発している。
製品の一つ「ユニバーサル・チップ・テレメトリー(UCT)」はチップの信頼性やコストなどを数値化し分析するもので、SaaS(サービスとしてのソフトウエア)によりプラットフォーム上で利用できる。顧客にはデータセンターや自動車関連メーカー、通信及び通信機器企業などがある。
イスラエルのハイファに本拠を置く同社は本国で100人のほか、米国のニュージャージー州と台湾の拠点で計80人を雇用している。