●20年の15台受注に続くもので、20台の追加オプションを含む
●ソラリスの昨年の水素バス納入数は54台
ポーランドのバス大手ソラリスバスは2日、独ケルンの公共交通事業者RVKから水素バス20台を受注したと発表した。2020年に15台受注したのに続くものだ。今回の契約には20台の追加受注オプションが含まれる。受注額については明らかにされていない。
受注したのは車長12メートルの「ウルビーノ12」で、仕様は前回受注分とほぼ同じという。燃料電池の出力は70キロワット。燃料タンクはバス前部の屋根にあり、補助電源としてバッテリーも装備している。
また、省エネ型空調、乗客への情報提供システムのほか、運転手の死角の歩行者や自転車を検出して事故を回避する「モバイルアイシールド・プラス」システムを搭載している。
ソラリスによると脱炭素化の動きの本格化を反映して、昨年はゼロ・エミッションの水素バスを54台納入した。現在の受注残は100台を超えているという。