スペインの3Dプリンタメーカー、中欧での販売でチェコ企業と提携

●販売活動はチェコ、スロバキア、ハンガリーの3カ国が対象

●チェコ同業3Dワイザーは3D造形の全般的なサービスを提供

3Dプリンターを手がけるスペインのBCN3Dは8日、中欧での自社製品販売で、チェコ同業3Dワイザー(3Dwiser)と提携すると発表した。コンサルティングに強い同社と組むことで販売を強化する。

具体的には、チェコ、スロバキア、ハンガリーの3カ国が対象となる。BCN3Dは、3Dワイザーのプラハ、オロモウツ拠点のほか、姉妹会社のあるブラチスラバ、ブダペストの拠点を足がかりに営業活動を行う意向だ。

3Dワイザーは多様な業界向けに自社および他社の3D造形技術を販売する。コンサルティングから、3D造形による部品の受託製造、社員研修、技術サポートまでを手がける。デザイナーから学校、大学、実験室、設計所、建築事務所、自動車を含む大手製造企業まで幅広くサービスを提供しているという。

BCN3Dによると、同社の主な顧客には日産自動車、独BMW、米航空宇宙局(NASA)、西カンペール、仏ルイヴィトン、米マサチューセッツ工科大学(MIT)などが名を連ねる。

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