●50カ国語を教える4万人の講師が登録、180カ国でサービス提供
●オンライン語学市場は25年までに470億ドルに達する見込み
ウクライナ発の語学レッスン・マーケットプレイス「プリプレイ(Preply)」がこのほど実施したシリーズCラウンドで5,000万米ドルを調達した。資金は欧米事業の強化に投じる。
プリプレイは2012年の創業。50カ国語を教える4万人の講師が登録し、180カ国でサービスを提供している。機械学習アルゴリズムにより条件が合う講師を素早く探せる。平均料金は1時間15~20ドルで、講師はレッスン終了後、すぐに報酬を受け取れる。
バイトダンス(ティックトック)、メルセデス、マッキンゼーなどを顧客に持ち、プリプレイで語学を学ぶ人の数は、米アイビーリーグ8大学の学生数を超えるほど増えてきている。オンライン語学学習市場は2025年までに470億ドルに達すると見込まれており、プリプレイはマーケットシェアの大半の掌握を目指す。
プリプレイは今回のシリーズCラウンドで調達総額が1億ドルを突破した。米オウル・ベンチャーズがリード・インベスターを務め、既存投資家のほか、新たにスイスコム・ベンチャーズ、オービットキャピタル(チェコ)が参加した。