ポーランドのソラリス、スロバキアで燃料電池バスを初受注

●来年7月に4台を納車、将来的に最大40台を受注の可能性

●ウルビーノ12ハイドロジェンは独ZF製の電動アクスルを採用

ポーランドのバス製造大手ソラリスは7月29日、スロバキアのブラチスラバ交通公社(DPB)と燃料電池バス「ウルビーノ12ハイドロジェン」4台の受注契約を結んだ。来年7月に納車する。ソラリスが同国で燃料電池バスを受注するのはこれが初めて。将来的にDPBから最大40台を受注する可能性がある。

「ウルビーノ12ハイドロジェン」は出力125キロワット(kW)の駆動モーター2個と出力70kWの燃料電池に加え、蓄電用の高性能リチウムイオンバッテリーを搭載する。座席数は最大37プラス4。後輪駆動で、車軸に独ZF製の電動アクスルを採用している。屋根にある5つの水素燃料タンクに合計1,560リットルを貯蔵し、最長350キロメートルを走行できる。

ソラリスは2006年以来、ブラチスラバに圧縮天然ガス(CNG)およびディーゼルモデルを計50台供給してきた。

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