●新ハブ「EITコミュニティRISハブ」を設立する計画
●セルビアのイノベーターがEITの活動に参加しやすくなる
セルビアが欧州イノベーション・技術研究所(EIT)と協力し、イノベーションハブを設置する。ネナド・ポポビッチ無任所大臣が8日、EITのマーティン・ケルン所長と、新ハブ「EITコミュニティRISハブ」の設立に向けた基本合意書に署名した。同ハブはEITの活動にセルビアの起業家や学生、新興企業が参加するための窓口として機能することになる。
ポポビッチ大臣は、今回の基本合意書は欧州委員会とセルビア政府によって承認されており、同国をEITの地域イノベーション計画に含める準備ができていることを示すものだと強調した。
ケルン所長によると、EITはすでにセルビアのイノベーション・エコシステムと連動しており、2020年までに地場企業とイノベーション事業に対し計120万ユーロの資金を拠出した。新しく設置するハブは、セルビアのイノベーターに対し欧州の資金を獲得しやすくするとともに、欧州連合(EU)とのイノベーション、起業、ハイテク分野での協力を促進すると期待されている。