独ネクスト・イーゴー、北マケドニアにEV工場設置

●独アーヘン工場、建設中のブルガリア工場に続く第3の生産拠点

●北マケドニアにとり初の完成車工場であり、EV工場でもある

電気自動車(EV)の独スタートアップ企業ネクスト・イーゴー・モバイル(Next.e.GO Mobile)は15日、北マケドニアに工場を設置すると発表した。すでに工事を開始しており、2024年10-12月期に稼働を開始する予定。年間で最大3万台を生産し、国内のほか国外市場に出荷する。新規雇用は900人。投資額は当初1億3,000万ユーロで、最終的に7億2,000万ユーロに上る見通しだ。

工場の立地は同国北部のテトボ。モジュラー構造で拡張が可能なマイクロファブリック方式を採用する。独アーヘン工場、建設中のブルガリア工場に続く第3の生産拠点となる。

新工場は北マケドニアにとり初の完成車工場であり、EV工場でもある。同国のディミタル・コバチェフスキ首相は、「今回の投資は国だけでなく、地域経済及び人材の可能性を広げる非常に重要な意味を持つ。なにより嬉しいのは、完成車が初めて我が国で生産されることだ」と述べた。

同社は2018年、アーヘンで「イー・ゴー・ライフ」モデルの生産を開始。今年5月からは「イー・ウェーブX」の出荷を開始している。

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