●「コラディア・ストリーム」17編成の受注額は2.2億ユーロ
●最高時速160キロ、非電化区間用にバッテリーか燃料電池を搭載
仏アルストムが、ルーマニアの鉄道改革庁(ARF)から長距離列車「コラディア・ストリーム」17編成および保守サービスを追加受注した。今年3月の受注に続くもので、契約金額は2億2,000万ユーロ。これにより、ルーマニアからの累計受注数は37編成となった。
ルーマニアに納入されるのは、6両編成の低床式車両で、レベル2の欧州鉄道輸送管理システム(ERTMS)を備える。音声・モニターを用いた乗客情報サービスを提供するほか、各車両に大きい荷物が置けるスペースを設けている。
最高時速は160キロで、非電化区間向けにバッテリーまたは燃料電池を搭載できる。高精度センサで乗客数を数えることもできる。
アルストムは3月に「コラディア・ストリーム」を20編成受注した。今回、ARFが当時の契約の取り決めをもとに、さらに17編成をオプション発注した。