台湾・リトアニアビジネスクラブが発足

●中国の圧力の中、両者の関係強化の一環で発足

●提携を投資の形で強めることが目的

台湾の国際経済合作協会(CIECA)が15日、台湾・リトアニアビジネスクラブを発足させた。発足の後ろ盾となった経済部国際貿易局の劉威廉副局長によると、リトアニアのイノベーション力の可能性を探り、両者の提携を投資の形で強めることが目的だ。

リトアニアは昨年11月、中国の反対を押し切って台湾の事実上の大使館を首都ビリニュスに開設することを認めた。これに対して中国が間接的な制裁などを通じて圧力を高めるなか、リトアニアと台湾は関係強化に務めており、今回のビジネスクラブ発足もその延長線にある。

発足式典には劉副局長のほか、リトアニアのカロリス・ジェマイティス副経済イノベーション相が出席。台湾訪問中のバイオサイエンス・レーザー技術業界の代表団、リトアニア産業連盟、台湾輸出入銀行、リトアニアに進出した台湾企業であるフォートレスグループの関係者なども列席した。

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