シュコダ・グループ、新型の水素燃料電池バスを展示

●「Hシティ12」はモーター出力160キロワット、航続距離350キロ

●同グループはシュコダ自動車とは完全な別会社

チェコの車両大手シュコダ・グループは23日に閉幕したベルリンの運輸車両見本市「イノトランス」で、新型の水素燃料電池バスを展示した。電動車(EV)の製品レンジを広げるもので、航続距離は350キロという。

新型バス「Hシティ12」は車長12メートル、幅2.55メートル、高さ3.43メートルで、重量は11.5~13トン。定員は85人(最大座席数30席)だ。

駆動用モーターの出力は160キロワットだが、燃料電池の性能や、バッファー用蓄電池については言及されていない。また、水素タンクの容量は39キロで「素早く燃料を補給できる」とされているが、これに関連する具体的なデータは未公表だ。

シュコダ・グループは投資会社PPF傘下の鉄道車両・バス製造企業で、シュコダ自動車とは全く関係がない。

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