●マッピングやADASなどの分野で先進技術の開発に取り組む
●同社はセルビアを拠点に欧州市場開拓を目指す
米新興電気自動車(EV)メーカーのリビアン(Rivian)がセルビアの首都ベオグラードに研究開発(R&D)センターを開設する。現地ウェブ情報ポータル『Netokracia』で20日に発表したもので、現地の技術スタッフ及びエンジニアを約200人採用する計画だ。マッピング、インフォテインメント、先進運転支援システム(ADAS)、ITサービス分野の先進技術の開発に取り組む。
リビアンは2009年の設立で、全社的な排出ゼロを事業戦略に掲げる。設置型蓄電池としての再利用やリサイクルが容易なバッテリーのほか、内装には革などの動物由来材料を使わずリサイクル可能な材料を採用している。
2021年には同社初のモデルとして5人乗り電動ピックアップトラック「R1T」と7人乗り電動SUV「R1S」を発売した。両モデルとも電子機器やバッテリー、電動パワートレイン、ADAS、デジタルステアリングなどに先進技術が導入されている。今年7月には欧州市場への本格進出を視野に、セルビアに子会社リビアンSEヨーロッパを設立した。