ハンガリーメーカー、新レンジローバーの内装装飾部品を独占受注

●モノ・イポリファブリックは1986年にベルギーで創業

●昨年の売上高は前年比25%増の169億フォリントに拡大

高級車用の内装部品を手がけるハンガリーのモノ・イポリファブリック(Mono Ipolyfabric)は7日、英ジャガー・ランドローバー(JLR)から新型「レンジローバー」、「レンジローバーSV」向け装飾部品のデザイン・製造業務を独占的に受注していたことを明らかにした。昨年拡張したイポリテルゲス本社工場で設計・生産を行っている。

モノ・イポリファブリックは1986年にベルギーで創業。今では、89年に設置したハンガリー拠点に本社を置いている。アストンマーチン、ランボルギーニ、メルセデスベンツ、ポルシェ、ジャガー、ランドローバー、アウディ、BMWなどの高級ブランドに部品を供給している。製品の99%は輸出向けという。

本社工場における60億フォリントの設備投資で、生産能力は2021年比で30%拡大した。従業員数も500人から200人強へ増加した。

昨年の売上高は前年比25%増の169億フォリント(4,000万ユーロ)に達した。今年は211億フォリント(5,000万ユーロ)前後を見込む。

JLRは18年にスロバキアのニトラに工場を開設し、「ディスカバリー」の生産を開始。19年9月からは同工場で「ディフェンダー」も手がけている。(1HUF=0.33JPY)

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