トルコ防衛企業、国産「ブラックボックス」を開発

●軍のフライトデータのセキュリティ確保を目的に開発

●アセルサンはCSMU開発で国内企業と協力

トルコの防衛企業で電子機器を生産するアセルサン(Aselsan)が国産フライトレコーダーの開発を進めている。軍が利用するフライトデータのセキュリティ確保を目的としたもので、大統領府傘下の防衛産業庁(SSB)の支援を受けている。開発された記録装置はフライトデータレコーダーと操縦室音声記録装置(CVR)に統合される予定だ。

アセルサンはフライトレコーダーの中核部品である衝撃耐性を持つ記憶装置(CSMU)を開発するため国内企業と共同で事業を推進している。同社のCSMUは民間航空システムの規格であるEUROCAEの記録装置の衝撃耐性に関する基準「ED-112A」に準拠する見通しだ。

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