フォード・オトサン、ルーマニアでサプライヤー集積

●電動車生産開始に向けた準備の一環で、サプライヤー7社を集積

●クラヨバ工場には4億9,000万ユーロを投資

トルコのコチ・グループと米フォードの合弁会社フォード・オトサンが、2024年のルーマニア電動車生産開始に向けて準備を進めている。フォードから今年買収したクラヨバ工場に4億9,000万ユーロを投じるほか、サプライヤー約7社に近隣での部品生産を促す考えだ。

クラヨバ工場では来年から、次世代「トランジット・クーリエ」のエンジン車を生産する。24年からは同モデルの電動車と、SUV「プーマ」が加わる。「プーマ」のエンジン車生産も継続する。

フォード・オトサンは「トランジット・クーリエ」の生産開始でルーマニアでの年産規模が27万2,000台に拡大し、グループ生産台数は90万台に増加するとみている。そのほとんどが小型商用車となる計画だ。

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