●サイベラムのプラットフォームは脆弱性を常時監視
●経緯恒潤科技の自動運転技術のセキュリティを強化
イスラエルのサイバーセキュリティ企業、サイベラム(Cybellum)は16日、中国の自動車部品メーカー、経緯恒潤科技(Jingwei HiRain)との間で協定を結び、自動車に関連するサイバーセキュリティ分野で協力していくことを明らかにした。恒潤科技はサイベラムが提供するプラットフォームを利用して製品のセキュリティを強化する。
サイベラムが提供するプラットフォームは脆弱性を常時監視し、新たに発生した脅威をサイバーセキュリティの担当者に通知するもので、組み込みソフトウエアのリスクと脆弱性を自動的に検知し管理することができる。
恒潤科技は運転支援や通信などに関する車載電子部品と自動運転技術を開発している。製品の供給先には、米ゼネラルモーターズ(GM)、フォード、英ジャガー・ランドローバー(JLR)、中国上海汽車(SAIC)、東風汽車、北京汽車(BAIC)、広州汽車(GAC)、吉林汽車(Geely)、江陵汽車(JMC)、並びに第一汽車集団(FAW)と独フォルクスワーゲン(VW)の合弁会社FAWフォルクスワーゲンがある。