2022/12/21

総合・マクロ

ボスニアの「加盟候補国」認定、EUが承認

この記事の要約

●EUは露の軍事侵攻を機に加盟候補国を取り込む重要性を再認識●西バルカン諸国などの加盟に向けた手続きが動き出す欧州連合(EU)は15日の首脳会議で、ボスニア・ヘルツェゴビナを「加盟候補国」として認定することを承認した。同 […]

●EUは露の軍事侵攻を機に加盟候補国を取り込む重要性を再認識

●西バルカン諸国などの加盟に向けた手続きが動き出す

欧州連合(EU)は15日の首脳会議で、ボスニア・ヘルツェゴビナを「加盟候補国」として認定することを承認した。同国は2016年2月にEU加盟を申請していた。今後は加盟交渉開始が新たな目標となる。

ボスニアは「潜在的加盟候補国」と位置づけられていた。欧州委員会は10月、同国が要件を満たしたとして、加盟候補国に認定するよう加盟国に勧告。加盟国は13日に開いた欧州問題担当相理事会で、同勧告を承認していた。

これまでにEUで加盟候補国となっていたのはアルバニア、モルドバ、北マケドニア、モンテネグロ、セルビア、トルコ、ウクライナ。うち、モンテネグロ、セルビア、北マケドニア、アルバニアは次のステップとなる加盟交渉開始にこぎ着けている。

このところEUは西バルカン諸国などの加盟に向けた手続きが停滞していた。しかし、2月のロシアによるウクライナ侵攻を機に、これらの国をEUに取り込む重要性を再認識し、6月にウクライナとモルドバを加盟候補国に認定。7月には北マケドニア、アルバニアとの加盟交渉を開始していた。14日にはコソボが加盟を正式申請した。

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