2023/1/11

その他産業

日立エナジー、ポーランドの洋上風力発電所グリッド接続を受注

この記事の要約

●バルチック第2、第3風力ファームの発電容量は合計1.44GW●同社は最新ソリューションのSTATCOMやGrid-eXpandを投入日立エナジーは9日、バルト海のポーランド領域に設置予定の大規模洋上風力発電所2カ所を同 […]

●バルチック第2、第3風力ファームの発電容量は合計1.44GW

●同社は最新ソリューションのSTATCOMやGrid-eXpandを投入

日立エナジーは9日、バルト海のポーランド領域に設置予定の大規模洋上風力発電所2カ所を同国の送電網に接続する契約を受注したと発表した。ノルウェーのエネルギー最大手エクイノールがポーランド電力大手ポレネギア(Polenergia)と共同でバルト海南西部に設置する「バルチック第2、第3風力ファーム」向けに、交流(AC)系統の接続と電力品質維持のソリューションを提供する。受注額は非公表。両ファームの発電容量は合わせて1.44ギガワットで、国内200万世帯の電力需要を賄える。

日立エナジーは両ファームに、タービンで発電された電力を陸上設備に送電するための洋上グリッド接続、電力を国の電力網に送電する本土グリッド接続、および送電システム内の電圧を制御するSTATCOM(自励式無効電力補償装置)を提供する。STATCOMは変動の大きい風力発電において電力が常に最適な容量で安定して流れるようにするもの。グリッド接続には同社のモジュール/プレハブ式の接続ソリューション「Grid-eXpand」を投入する。

バルチック第2、第3風力ファーム計画は2024年に最終決定が下され、27年から電力供給を開始する予定。ポーランドは27年までに約11ギガワットの洋上風力発電容量を整備することを目指している。

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