ポーランドの12月鉱工業生産1%増、上げ幅は4カ月連続で縮小

●上げ幅は前月を3.5ポイント下回る

●主要産業の「自動車・トレーラー」は18.2%増加

ポーランド中央統計局が23日発表した2022年12月の鉱工業生産指数は前年同月比で1%の増加にとどまり、上げ幅は前月(4.5%)を3.5ポイント下回った。上昇率の低下は4カ月連続。構成比で約8割を占める製造業の上げ幅が前月の6.1%から3.4%に下がったことが大きい。生産高は鉱工業34業種のうち17業種で増加した。

上げ幅は「機械・設備」で前月の24%から18.1%に縮小した。このほか、「電気設備」が5.5ポイント減の12.6%、「金属製品」が5.4ポイント減の8.3%に後退している。主要産業の「自動車・トレーラー」は18.2%増加した。

下げ幅は「ベースメタル」で13.3%から21.8%に、「電気・ガス・スチーム・空調」で8.5%から16.3%に拡大した。「化学品・化学加工製品」(10.7%減)も振るわなかった。「機械・設備の修理と据付」は0.1%減から4%の増加に転じた。

財別では資本財が10.7%、非耐久消費財が8.9%増加。エネルギーは11.9%、耐久消費財は7.9%、中間財は2.5%減少した。

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