●同国事業を現地経営陣に売却し、全ての活動から手を引く
●新事業会社と同社との間に資本関係はない
日立エナジーは1月31日、ロシア市場からの撤退を発表した。ウクライナへの軍事侵攻を受けたもので、ロシア事業を現地経営陣に売却し、同国に関わる全ての活動から手を引く。取引額は非公表。同社は戦争勃発直後の3月に同国事業を停止していた。
新たな現地事業会社はロシアの複数の拠点で独立した運営を行い、スタッフは引き続き送配電事業に従事する。新会社と日立エナジーの間に資本関係はない。すでに主な手続きは完了しており、「すべての関係者にとってシームレスな移行」を可能にするため「秩序ある譲渡」を進める。