●中東欧地域でのニアショア開発事業強化が目的
●従業員数は最大500人、ワルシャワの既存開発拠点と連携
インドのITサービス大手LTIマインドツリーは6日、ポーランドのクラクフに開発拠点(デリバリーセンター)を開設したと発表した。中東欧地域でのニアショア開発事業強化が目的。ワルシャワにある既存の開発拠点と連携し、顧客のニーズに沿ったきめ細かなサービスを提供していく。
クラクフ市内の多機能オフィスビル「オーシャン・オフィスパーク」にある新拠点では旅行、運輸、ホスピタリティ業界の顧客向けにサービスを開発する。従業員数は最大で500人。同社のナチケット・デシュパンデ常務取締役兼最高執行責任者(COO)は、「当社のニアショア開発モデルは成功を収めている。今回の新拠点開設により地理的なプレゼンスが一層強化され、顧客ニーズに迅速に対応できるようになる」と述べた。
LTIマインドツリーは印複合企業ラーセン&トゥブロの傘下企業。技術コンサルティングとデジタルソリューションを専門とし、世界中で顧客企業のデジタル変革をサポートしている。中東欧ではポーランドのほかハンガリーに事業拠点を持つ。