EV電池大手イノバット、伊エンジニアリング企業ポジポリーニと提携

●自動車や航空機の電動化技術と電池セルの研究開発で協力する

●高密度の電池セルに軽量部材を組み合わせ、メーカーに提供

スロバキアの電動車(EV)用バッテリーメーカー、イノバットは13日、伊製造エンジニアリング企業ポジポリーニと提携すると発表した。自動車や航空機の電動化技術と電池セルの研究開発で協力する。

ポジポリーニは自動車やモータースポーツ、航空宇宙産業向けの構造部品の精密加工に定評がある。イノバットは高密度の電池セルにポジポリーニの軽量部材を組み合わせ、自動車や航空機メーカーに提供するほか、電池モジュールやパック製品を共同開発する。また、イノバットがブラチスラバ近郊のヴォデラディに持つ研究開発(R&D)拠点と、ボローニャにあるポジポリーニの「スポードアップラボ」などのハイテク施設を相互に利用できるようにする。

イノバット創業者兼社長のマリアン・ボチェク氏は、「両社はイノベーションに自信を持っており、欧州の排出ゼロ達成に向けた電動化ソリューション開発で理想的なパートナーになれる」と述べた。

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