スロベニアの解析機器メーカー、バイオ分野のスタートアップを支援

●アクセラレータプログラムの投資規模は1億ユーロ

●同社は臨床検査用の分析・解析機器を手がける

臨床検査用の分析・解析機器を手がけるスロベニアの同族企業ラベナが、中東欧のスタートアップを支援するアクセラレータプログラム「ラベナ・ベンチャーズ」を立ち上げた。投資規模は1億ユーロ。ラベナ・ベンチャーズのホームページで5月15日まで、応募を受け付ける。

対象となるのは、バイオテクノロジー、医薬品、ヘルスケア、食品、環境分野の新興企業。スロベニアのほか、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、セルビア、北マケドニア、コソボ、アルバニア、ブルガリア、ルーマニア、ポーランド、スロバキア、チェコ、ラトビア、リトアニア、エストニア、ハンガリーの17カ国をカバーする。応募の中から最大40件のプロジェクトを選定して支援する。

ラベナのボールト・チェフ最高経営責任者(CEO)はラベナ・ベンチャーズの立ち上げについて、スタートアップや科学者、学生の発見を「学術誌での発表だけでなく、実用化につながるようにしたい」と説明。新しいアイデアを試す場を提供して実用化・商業化につなげ、投資を獲得できるよう支援する方針だ。

ラベナは1993年の創業。首都リュブリャナを本拠に、国内外で解析・プロセス分析ソリューションを提供している。

上部へスクロール