●カイエンはポルシェにとり4番目のBEV投入モデル
●ブラチスラバ工場は現在、カイエンのエンジン車とPHVを生産
独フォルクスワーゲン(VW)・グループ傘下の高級スポーツカーメーカー、ポルシェは23日、SUV「カイエン」の純電気自動車(BEV)をフォルクスワーゲン・スロバキアのブラチスラバ工場で生産すると発表した。
「カイエン」は、ポルシェにとっては、「タイカン」(発売時期:2019年から)、「マカン」(2024年)、「718」(2020年代半ば)に続く4番目の純電気自動車を投入するモデルシリーズとなる。ポルシェはさらに、2020年代の後半にカイエンの上位に位置づけられるSUVの純電気自動車を発売する計画も明らかにしている。当該モデルはドイツのライプチヒ工場で生産する予定。
カイエンは2002年に生産を開始したスポーツSUVの人気モデルで、2022年は9万5,604台を出荷した。ブラチスラバ工場は、2017年からカイエン(第3世代モデルから)を生産しており、現在は、内燃エンジン搭載車とプラグインハイブリッド車(PHV)を生産している。