●バルト海洋上風力パークに発電容量1.5GWのタービンを供給
●バルティカ2は同国の洋上風力発電施設として過去最大の規模
独シーメンス・エナジーの風力発電タービン子会社シーメンス・ガメサが20日、ポーランドで大型事業を受注した。ポーランド国有電力会社PGEバルティカとデンマークのオーステッドが開発するバルト海洋上風力パーク「バルティカ2」に、発電容量1.5ギガワット(GW)のタービンを供給する。受注額は明らかにされていない。
「バルティカ2」はポーランドの約40キロ沖合に建設される。同国の洋上風力発電施設として過去最大の規模で、2027年に稼働する予定だ。ガメサは出力14メガワット(MW)のタービン107基を納入し、5年間の保守サービスを提供する。
ガメサはこのほかにもポーランドの洋上発電プロジェクト3件に関連し、開発元から優先サプライヤーに指定されている。これらのプロジェクトの設置容量は合わせて1.79GWに上る。
ガメサによると、ポーランドは30年までに洋上風力発電能力10.9GWを整備する目標を掲げる。