野鳥識別AIソリューション開発 Bird Buddy(スロベニア)

人工知能(AI)を活用した野鳥用のスマート給餌器を開発製造している。庭先で野鳥が餌を食べる様子を端末からリアルタイムに観察できるほか、AIによる鳥認識システムを通じて450種類以上の鳥の種類を識別し、給餌器を訪れた鳥の種類や生態を知ることができる。このほど行ったクラウドファンデングでは1万人以上から目標金額の9万2,000ユーロを大幅に上回る約320万ドルを調達した。資金はスマート給餌器とスマートバードバス(水皿)の新製品開発に振り向ける。

スマート給餌器の観察・識別機能は、カメラ、モーションセンサー、集音マイク、WiFi/ブルートゥースから構成される。動画や写真の撮影では、鳥を間近で正面から捉えたショットなど、普通のバードウォッチングではなかなか見ることのできない鳥の表情が楽しめる。識別できる鳥は450種類以上。種類の不明な鳥は画像を専門家に送り回答を得られる。

同社は新型コロナ禍の2020年、「おうち時間」を充実させて「自然との結びつきを見直す」ことを目的に設立された。スロベニアのほか米ミシガン州にも拠点を持つ。顧客数は現在10万人。

Bird Buddy d.o.o.

16 Miklosiceva cesta, 1000 Ljubljana, Slovenia

info@mybirdbuddy.com https://mybirdbuddy.com/

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