●製造コストを抑え、欧州事業を展開する顧客ニーズに応える
●新工場は既存拠点に隣接して建設、2024年初頭に稼働の予定
デンマークの電子機器受託製造(EMS)大手GPVは23日、スロバキアに新工場を設置すると発表した。欧州市場での需要増大に対応する目的。投資額は明らかにされていない。
新工場は既存拠点のある同国西部ホロホヴェツに隣接するピエシチャニに建設する。2024年初頭に稼働を開始する予定。リース契約した1万8,000平方メートルの用地のうち当初は1万1,000平方メートルを使用する。
GPVのリュベク最高経営責任者(CEO)はスロバキアでの生産増強について、製造コストを抑え欧州の中核市場で事業を展開する既存および見込み顧客のニーズに応えられるようにするためだと狙いを説明した。
同社はスロバキアでホロホヴェツに2工場と、北西部のノヴァ・ドゥブニカに1工場を持つ。ホロホヴェツの工場は施設面積がそれぞれ5,000平方メートルと2,940平方メートルで、従業員数は300人と180人。ノヴァ・ドゥブニカ工場は施設面積が1万7,000平方メートル、従業員数が720人となっている。中東欧ではエストニアにも拠点を持つ。