長城汽車、ブルガリアで生産調整

中国自動車大手の長城汽車がブルガリア北部のロベチ工場で生産調整を実施する。現地専門誌『オートメディア(Automedia.bg)』が13日、長城汽車への問い合わせをもとに報じた。実施期間など詳細は明らかにされていない。

販売不振のモデルが対象となる。長城汽車によると、すでに一部従業員を解雇したという。同工場の年産能力は5万台で、小型車「ヴォレークス(Voleex)」やSUV「ホーヴァー(Hover)」、ピックアップトラック「スティード(Steed)」を生産している。

長城汽車は現地自動車メーカーのリテックス・モータース(Litex Motors)と合弁で2012年にロベチ工場を開所した。近隣のルーマニア、マケドニア、セルビアのほか欧州各国に輸出している。リテックスによると、昨年の長城汽車のブルガリアでの販売数は前年比で4%拡大した。今年は同国市場にスティードの新モデル「スティード 6」と、クロスオーバーモデルの「ハヴァル(Haval)H2」を投入するという。

上部へスクロール