仏IT大手アトスがブルガリア同業を買収、食品分野向けサービスの拠点 に

仏IT(情報技術)サービス大手アトスは11日、ブルガリア同業のインフォパートナーズ(ソフィア)を完全買収したと発表した。食品分野向けに高度なITサービス拠点を設置するのが目的となる。取引金額は非公表。

買収はアトスがコカコーラのギリシャ子会社コカコーラ・ヘレニック・ボトリングカンパニー(CCHBC)と締結した契約の一環。アトスは今後5年に渡り、インフォパートナーズがCCHBC向けに手掛けていたITサービスを引き継ぐ。同社は独SAPのシステムを運営している。

アトスは声明で「インフォパートナーズをブルガリアにおけるITサービス拠点とし、世界の食品・飲料分野の顧客向けに高度なITサービスを提供する」と述べた。

アトスのブルガリア事業の2015年の売上高は950万レウ(約484万ユーロ)で、100万レウ(51万ユーロ)の赤字を計上した。

インフォパートナーズは2003年の設立。2015年の売上高は2,900万レウ(1,480万ユーロ)、純利益は230万レウ(117万ユーロ)だった。(1BGN=62.25JPY)

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