太陽光パネル大手の中国天合光能(トリナ・ソーラー)が中東欧事業拠点の立地としてエストニアを検討している。現地生産の体制を整え、地元業者と提携して本格参入したい意向だ。トリナ・ソーラーの楊曉忠(Colin Yang)取締役が5月30日、エストニア商工会議所での会合後に明らかにした。
楊取締役は「事業環境が良好ならば我が社は現地生産に前向きだ。エストニアは立地の選択肢の一つとみている」と述べた。同社は中東欧への本格進出に向けて、自社製品の販売提携先を探している。また、現地の設置業者や太陽光発電事業者とソーラー発電開発でも提携したい意向だ。