トルコが再可エネ取引所を創設、ブロックチェーン技術を活用し

トルコが21日、ブロックチェーン技術を利用した再生可能エネルギーの電源保証シ
ステムを導入した。イスタンブール電力取引所(EXIST)に再可エネ取引所を新設
し、電力の出所がわかるようにする。これにより、需要家が電源を選べるようにな
り、再可エネの利用が広まると見込まれている。
再可エネ取引所で電力を販売したい発電・送電事業者は改めて登録が必要となる。
発電から消費まで、ブロックチェーン技術によりすべての取引を記録するため、消
費量を問わず、需要家が確実に再可エネを使っている事実を確認できる。第三者に
対しても証明できるため、製造業者が生産に再可エネを使っていると社会にアピー
ルすることもできる。
21日現在、再可エネ取引所の登録事業数は100社で、うち53社が発電事業者、47社
が送電事業者だ。登録発電施設数は127件に上る。
トルコの『デイリー・サバー』紙によると、同国の発電総量に占める再可エネの割
合は45%前後まで増えている。

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