ソフトバンク、ポーランドの靴通信販売業者に投資

ソフトバンクが靴のネット通販を手がけるポーランドのエオブヴィエ・ピーエル
(eobuwie.pl)に5億ズロチ(1億3,000万米ドル)を投資する。筆頭株主のCCCが3
日発表したもので、新規株式公開(IPO)に向けて株主構成を強化するとともに、
事業拡大の迅速化に充てる。
ソフトバンクは傘下のソフトバンク・ビジョンファンド2を通じてエオブヴィエの
転換社債を引き受ける。企業評価額(60億ズロチで固定)に応じて社債を株式化で
きる取り決めだ。遅くともIPOあるいは「類似の(CCC)」取引を行った時点で株式
に転換される。IPOは今後1〜2年間に実施される予定だ。
CCCはポーランドの靴小売業界最大手だが、パンデミックで実店舗の売上が下落し
た。このため、オンライン事業であるエオブヴィエの強化に向けて、新たな少数株
主の獲得に努めてきた。今年に入り、通信大手ツィフローヴィ・ポルサットとA&D
インベストメンツに株式20%を10億ズロチで売却している。
エオブヴィエは世界17市場で事業を展開。580ブランドの製品17万種を販売してい
る。(1PLN=29.17JPY)

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