トルコ食品即配大手ゲティシュ、欧州3カ国から撤退

トルコの食料品即配大手ゲティシュ(Getir)は7月27日、ポルトガル、スペイン、
イタリアの3カ国から撤退すると発表した。「収益性確保・持続的成長の観点から
将来性がより大きい市場に資金を集中させる」ためで、正規の手続きを踏んで撤退
するとしている。
本国トルコのほか、英国、米国、ドイツ、オランダでの事業は継続する。これら5
カ国で売上高の96%を稼ぎ出している。うわさとなっている資金不足については、
間もなく次の調達が決まると発表したが、それ以上の詳細は明らかにしていない。
ベンチャーデータベースの「クランチベース」の取材によると、2021年以来ゲティ
シュに出資しているアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の政府系ファンド、
ムバダラは新たな調達ラウンドに関し、ゲティシュとの交渉が進展していることを
認めた。

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