シュコダ車のベトナム販売9月開始、来年には現地生産も

ベトナムで今年9月からチェコのシュコダ車の輸入販売が開始される。2日付の業界
誌『Retail News Asia』が伝えた。提携する地場のタイン・コン・モーター
(Thanh Cong Motor、TCモーター)を通じて欧州モデルを発売。2024年からは新興
国攻略モデルを現地生産する。26年以降には電動車「エンヤックiv」も市場投入す
る計画だ。欧州連合(EU)製品の関税が30年までに段階的にゼロまで引き下げられ
ることは販売増につながるとみられている。
シュコダ自は昨年10月、成長が見込まれる新興国に注力する戦略の一環で同国市場
に参入する計画を明らかにしていた。年間販売台数で当初3万台、30年からは4万台
以上を目指す。当初の輸入販売モデルには人気のSUVでCセグメントの「カロク」
と、Dセグメントの「コディアク」が含まれる。
シュコダ自とTCモーターは2月下旬、東北部クアンニン省で年産能力12万台の工場
の建設を開始した。シュコダ自にとり東南アジア初となる同工場ではインド攻略モ
デルとして開発された「クシャク」と「スラビア」を生産する予定。周辺国への輸
出も視野に入れる。

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