リマックが日本とポーランドに進出、ハイパーカー「ネヴェーラ」を販促

クロアチアの高級電気自動車(EV)メーカー、リマック・アウトモビリが有望市場
の攻略に乗り出している。14日に日本市場進出を発表したのに続き、19日にはポー
ランド法人の設立を明らかにした。どちらの市場でもハイパーカー「ネヴェーラ」
の販促を行い、愛好家の需要を喚起する。
ポーランドではカトヴィツェに拠点を置く大手ディーラー、グルパ・ピエトルザク
と提携し、リマック・カトヴィツェを設立した。欧州における拡販戦略の一環で、
成長が見込まれる同国を拠点に中東欧地域の販売活動を強化する。
日本ではコレクターズカーを専門に取り扱うビンゴスポーツと提携してリマック東
京を設立した。リマックがアジア地域に拠点を置くのはこれが初めて。愛好家の層
が厚い日本での支持を固め、アジア地域に展開していく意向だ。リマックの営業部
門を統括するロニ・カート氏は、日本のハイパーカー市場は「比類がない」と述
べ、ビンゴスポーツとの協業を通じた成功に自信を示した。
2人乗り完全EVのネヴェーラは150台の限定生産。搭載するモーター4基の合計出力
は1,914馬力、トルクは最大2,360Nmで、最高時速は412km/hに達する。0〜100km/h
の加速性能は1.81秒、時速300キロまでは9.22秒。バッテリー容量は120キロワット
時(kWh)で、出力500キロワットの充電器を使えば、わずか19分で80%まで充電で
きる。最長航続距離で490キロを確保している。

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