シュコダ自がカザフ市場に再参入、人気SUVなどをSKD生産

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダ自動車は10日、カザフスタン
市場に再参入すると発表した。地場の自動車大手アルール・カンパニー(Allur
Company)と提携。2024年初めからSUV「コディアク」、「カミク」、「カロク」、
人気モデル「オクタヴィア」のセミノックダウン生産(SKD)を行う。新興の成長
市場を攻略する戦略の一環となる。
チェコのムラダー・ボレスラフとクヴァシニの工場から部品を出荷し、アルールが
コスタナイに持つ工場でSKDを行う。また、アスタナ、アルマトイ、シムケント、
コスタナイなどの国内15都市にショールームを開設する。アルールは国内市場最大
手で、22年のシェアは44.4%に上った。
シュコダ自は05年から21年までカザフスタンで事業を展開し、2万3,000台以上を販
売した。同国は人口1,000人当たりの自動車登録台数が186台と、欧州連合(EU)の
567台の3分の1に留まっており、伸び代が大きい。同社は今後5年間で市場全体の累
計販売台数が20万台を超えると予想。市場シェア5%の獲得と維持を目指す。

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