電動スーパーカーや電動車部品を手がけるクロアチアのリマックは13日、独ポル
シェとの合弁会社ブガッティ・リマックがイタリアのボローニャに研究開発(R&
D)拠点を開設したと発表した。独ベルリンの設計・エンジニアリングセンターの
開設に続くもの。提携企業やサプライヤーの近くに設置することで迅速なサポート
を提供する。将来的に最大50人が勤務する予定。投資額は明らかにされていない。
ボローニャのR&D拠点はザグレブ本社のサテライトとして、ブガッティとリマック
の両ブランドの次世代ハイパーカーや、ボリュームゾーンの製品開発に関連した業
務を行う。具体的には、電動(EV)、ハイブリッド(HV)、代替燃料などの次世代
パワートレインをはじめ、3D印刷、複合材料、デジタルツイン、シャシ開発、車の
音振(NVH)、空気力学などの分野に重点的に取り組む。
ブガッティ・リマックの出資比率はリマックが55%、ポルシェが45%。ザグレブ近
郊スヴェタ・ネデリャのリマック本社に本拠を置く。