ポーランド石油大手オルレン、ノルウェー大陸棚で新ガス田を発見

ポーランドの石油大手オルレンは7日、ノルウェー沖のギナ・クログ(Gina Krog)
海底油田の近くに新たなガス田(ドゥガル井)が見つかったと発表した。可採埋蔵
量は原油換算で80万〜260万立法メートル。グループ会社のPGNiGアップストリー
ム・ノルウェーが既存の生産インフラを使い、年内に採掘を開始する。
ドゥガル井を含むギナ・クログ油田の推定残存埋蔵量は原油換算で1,300万立法
メートル。同油田からはこれまでに1,700万立方メートルを採掘している。
PGNiGアップストリーム・ノルウェーが同国大陸棚で開発する19の油田の可採埋蔵
量(石油・ガス)は原油換算で5,500万立法メートル以上。オルレングループは
2022年、同国の海底油田から35億立方メートルの天然ガスを生産した。これは同年
のポーランドの国内需要の20パーセント以上に相当する。同社はガス生産量を年間
120億立方メートルに増やす目標を掲げており、そのうち半分をノルウェー産とす
る予定だ。
ギナ・クログ油田の権益はノルウェーのエネルギー大手エクイノールが58.7%、ク
ウェート海外石油開発会社(Kufpec)のノルウェー子会社Kufpecノルウェーが
30%、PGNiGアップストリーム・ノルウェーが11.3%を保持する。

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