トルコの国民電動車(EV)メーカー、TOGGは、同社の2番目のモデルとなるミドル
クラスセダンの量産を2025年に開始する。ファティ・カシール産業技術相が13日に
明らかにしたもので、24年末までに新車発表を行う予定。輸出も25年に始める。
TOGGは昨年10月、第1弾のモデルであるミドルクラスSUV「T10X」の生産を開始し、
今年4月から納品している。カシール産業技術相によると、現在の登録台数は1万5,
000台以上で、年末までに2万台に達する見込みだ。これには官公庁などへの納車分
も含まれる。
トルコ南部のブルサにある工場の年産能力は現在約10万台で、フル稼働時には17万
5,000台に達する。T10Xとミドルクラスセダンに続き、30年までにミドルクラス
ハッチバック、小型SUV、ミニバンを順次投入し、全体で100万台以上を生産する計
画だ。 TOGGは4月、中国のリチウムイオン電池メーカー、ファラシス・エナジーと
合弁でバッテリーパックとモジュールの生産を開始した。製品はTOGGを含む自動車
業界のほか、産業設備やエネルギー業界に供給している。