キルギスとウズベキスタンの自動車共同生産プロジェクトが量産段階に入るもよう
だ。キルギスのダニヤル・アマンゲルディエフ経済相によると、ウズベキスタン国
営企業ウズオート(UzAuto)と、キルギスの自動車部品メーカー、DTテクニックが
協働し、年内に12車種を生産する。4日付のニュースサイト『bneインテリニュー
ス』が報じた。
同プロジェクトでは昨年5月、キルギスの首都ビシュケク西郊のアクスーで組み立
て工場「アルティン・トゥルパル」の建設が開始された。投資額は5,000万米ド
ル。
新工場ではまず、約500人を雇用し、年間で最大1万台をセミノックダウン(SKD)
生産する。2027年までに年産台数を2万台に拡大するとともに、部品の生産も開
始。その後は完全ノックダウン(CKD)生産に切り替え、年産台数3万台、従業員3,
000人体制に拡大する計画だ。
ウズオート(旧GMウズベキスタン)は1993年の創業。米ゼネラルモータースと提携
し、さまざまなシボレー車をCKD生産している。以前の報道によると、アルティ
ン・トゥルパル工場では当初シボレーの小型セダンといすゞの商用車を生産し、最
終的にセダン、ピックアップ、ミニバスを含む19車種を生産する予定。