ルーマニアの自動車生産が増大、フォードがけん引

ルーマニアの自動車生産が好調だ。フォード・オトサンとルノー・ダチアを合わせ
た生産台数は1-3月期(第1四半期)に15万2,912台となり、前年同期から7.1%増え
た。フォードの生産拡大がけん引している。ニュースサイト『bneインテリニュー
ス』が18日に伝えた。
フォード・オトサンは米フォードのトルコ合弁で、ルーマニアでは南部のクラヨバ
に工場を持つ。1-3月期の生産台数は前年同期比26.8%増の6万715台。3月の月産台
数は同工場として初めて2万5,000台を超えた。
クラヨバ工場ではSUV「プーマ」と「エコスポーツ」に加え、昨年12月からはパネ
ルバン「トランジット」と小型商用車「トルネオ・クーリエ」の生産も開始した。
排気量1リットルの「エコブースト」ガソリンエンジンも生産している。
ルノー・ダチアが中南部ミオベニに持つ工場では、人気SUV「ダスター」のモデル
チェンジなどが響き、1-3月期の生産台数は前年同期比3.1%減の9万197台に縮小し
た。
2社を合わせた2023年通年の生産台数は前年比0.7%増の51万3,050台(小型商用車
含む)。メーカー別ではフォードが2%減の19万964台、ダチアが2.5%増の32万
2,086台だった。

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