ハイパーループ開発のスイスポッド、ルーマニアの投資プラットフォームで資金調 達

ルーマニアの起業家がスイスで設立したスタートアップ企業、スイスポッド・テク
ノロジーズが、超高速の次世代交通システム「ハイパーループ」技術の研究資金
を、ルーマニアのテック系スタートアップ投資プラットフォーム「シード・ブリン
ク」で調達する考えだ。総額700万ユーロの資金調達ラウンドの一環として20万
ユーロの確保を目指している。ニュースサイト『bneインテリニュース』が19日に
伝えた。
ハイパーループは真空近くまで減圧した大口径鋼管内で磁気浮上式旅客・貨物カプ
セルを時速1,000キロ以上の超高速で運行する交通システム。空気抵抗が小さいた
めのエネルギー消費量が少ないうえ、二酸化炭素(CO2)も排出しないことから持
続可能な交通手段と目されている。米テスラのイーロン・マスク氏が2013年に提唱
した。
ハイパーループを巡っては、同技術の開発を進める米ハイパーループ・ワンが昨年
12月に破産宣告し事業を停止した。同社に出資していた英ヴァージングループのリ
チャード・ブランソン会長はスイスポッドへの出資に意欲を示しているという。

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