シュコダ自の1-3月期決算、1.3%の減益

チェコのシュコダ自動車が2日に発表した2024年1-3月期(第1四半期)決算の営業
利益は5億3,500万ユーロとなり、前年同期比で1.3%減少した。原材料費の上昇が
響いた。売上高は同3.2%減の65億7,400万ユーロで、営業利益率は0.1ポイント増
の8.1%に改善した。
販売台数は5.2%増の22万500台に拡大した。主力市場の西欧(7.9%増)および中欧
(8.6%増)、東欧(23.2%増)が好調で、中国(38.6%減)の不振が相殺され
た。重点市場と位置付けるインドは33.8%減の7,900台と振るわなかった。
モデル別では、同社初の完全電気自動車(BEV)「エンヤック」シリーズが12.3%
増の1万4,000台と好調だった。同モデルの販売台数は最重要市場のドイツで2位と
なり、チェコでは首位を確保した。主力の中型車「オクタビア」は36%増の6万
1,200台と大きく伸びた。 生産台数は4.5%増の27万8,500台に拡大した。設備投資
は2.3%増の4億4,300万ユーロ。ネットキャッシュフローは10.7%増の4億5,700万
ユーロに改善した。 今年後半には小型クロスオーバー「カロク(Karoq)」の後継
モデルとして、BEVモデルの第2弾となる「エルロク(Erloq)」を発売する予定
だ。26年にはBEVのエントリーモデルと位置付ける小型クロスオーバー「エピック
(Epiq)」を投入する。

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