仏自動車大手ルノーと中国吉利汽車のエンジン合弁会社ホースは9日、トルコの金
融・産業系複合企業ハバシュ(Habas)の自動車製造部門にディーゼルエンジンを
供給する複数年契約を結んだと発表した。ホースにとり新興自動車メーカーとの初
の大型協業となる。取引額は明らかにされていない。
2リットル4気筒の低燃費ディーゼルエンジン「M920 RWD 2.0」(最高出力125kW、
最大トルク380Nm)を供給する。ハバシュは同エンジンを西部のイズミル近郊のマ
ニサにある新工場で小型商用車(LCV)に搭載する予定。
ハバシュは2021年、国産ハイブリッド車(HV)の製造を目的に、操業を停止したホ
ンダのコジャエリ工場を取得している。