米航空機エンジン大手GEエアロスペースは11日、トルコの技術開発部門「GEエアロ
スペース・トルコ・テクノロジーセンター」(TTC)が、イスタンブールに新拠点
を開設したと発表した。約400人のエンジニアが次世代ターボファンエンジン
「GE9X」をはじめソフトウエア開発、3Dプリント技術、仏スネクマとの合弁事業
CFMインターナショナルのプロップファンエンジン「CFM RISE」開発プログラムな
どに従事する。
TTCはイスタンブール近郊のゲブゼにも研究施設を持ち、航空機エンジンにおける
3Dプリント部品の利用拡大や熱流体解析などに取り組んでいる。
GEエアロスペースはゼネラル・エレクトリック(GE)から航空機エンジン事業を分
離して設立された。GE9Xはボーイングが開発中の次世代機種「777X」に搭載される
エンジンで、低燃費の実現を目指している。IHIが開発に携わる。