中国BYDがトルコでESS合弁、政府はバッテリー産業を大規模支援

トルコのエネルギー技術企業YEOテクノロジーは中国の自動車・バッテリー大手の
比亜迪汽車(BYD)と、国内にエネルギー貯蔵システム(ESS)の合弁会社を設立す
る。YEOのバッテリー子会社リープ・バッテリー(Reap Battery)が51%、BYDの
ESS子会社グレートパワーが49%を出資する予定。製品は国内と欧州市場のほか、
トルコ系の国やアフリカ地域に出荷する。ウェブ誌『バルカン・グリーンエネル
ギーニュース』が1日に伝えた。
トルコのエルドアン大統領は先月26日、電気自動車(EV)分野に50億ドル、バッテ
リー産業に45億ドル規模の支援を行う計画を明らかにした。バッテリー分野では、
政府支援を通じて2030年までに「80ギガワット時の生産能力」を構築し、地域のハ
ブを目指す。
BYDは西部のマニサ県で年産能力15万台の工場建設計画を進めている。生産開始は
26年末の予定。EVとハイブリッド車(HV)を製造し、国内および欧州市場に出荷す
る。

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